半数近くが「歯並びに自信がない」と回答

こんにちは。
そしがや矯正歯科の齋藤です。

今回は歯並びに関する意識調査の結果を紹介します。
この調査は矯正医によって構成されている学会が行った調査で、
男女1000名を対象にしたもので、とてもシンプルな調査がありました。

「歯並びに自信がありますか?」

自信がない:22.0%
やや自信がない:24.2%

「笑顔のときに歯を見せることに抵抗がありますか?」 

抵抗がある:8.1%
やや抵抗がある:17.8%

約半数の46.2%もの人が歯並びに自信がないと回答していて、
スマイルに関しても多くの人が抵抗を感じているという調査結果でした。

ある新聞の調査結果では、
最もコンプレックスを感じている身体の部位という質問に対して、
第1位が「歯」というものがありましたが、
口元に対する意識は結構高いようです。
しかし一方で、
矯正治療を受ける患者さんの割合は、
海外に比べて、日本はまだまだ低いという現状もあります。
今回の調査を考えると、 口元に対する意識が高いことで、
矯正治療中のブラケット(矯正装置)が見えることへの抵抗感が
矯正治療を躊躇させる一つの要因になっているのかもしれません。
そういった気持ちもとてもよくわかりますが、
矯正治療を受けることによって、
その後の生活を自信もって過ごすことが出来るとしたら、
十分な価値があると考えられます。
装置が見えることを避けたい場合は、
マウスピース型の矯正装置(インビザラインなど)やリンガル(舌側矯正、裏側矯正)などの見えない矯正治療方法を選択すれば、
そのような抵抗感を感じることなく治療を受けることが出来るので、
日本人に合った治療方法といえるかもしれません。

矯正治療を終えた患者さんの多くは見た目の改善だけでなく、
自信を持った表情になります。
上顎前突(出っ歯)、下顎前突(反対咬合、受け口)など、
口を閉じていてもわかる不正咬合に限らず、
叢生(デコボコ、乱ぐい歯、八重歯)などの不正咬合でも、
笑顔を見せるときに感じていた抵抗感がなくなることで、
とても明るい表情になるというのは、
矯正医をやっていてうれしい瞬間の一つです。