歯並びと第一印象に関する調査

こんにちは。
そしがや矯正歯科の齋藤です。

 

 

以前、笑う時に口元を隠す人が多いというお話を書きましたが、
今回は、歯並びと第一印象に関して、
詳しく調査したものを見つけましたので少しご紹介します。
調査は日本臨床矯正歯科医会が行ったもので、
男女1000名を対象にしています。

 

 

「歯並びは第一印象に影響を与えると思いますか?」

 

Yes:72.6%
No:27.4%

 

この質問からイメージされる不正咬合は、
おそらく叢生(デコボコ、乱ぐい歯)だと思われますが、
7割以上の方が第一印象に影響があると感じているようです。
上顎前突(出っ歯)や下顎前突(反対咬合、受け口)などの、
骨格的な要因の大きい不正咬合も含めると、
第一印象に影響を与えると感じる人の割合は、
さらに増えてくるのではないでしょうか。

 

 

歯並びはどういった人生の場面で大切になると思いますか?」

 

・お見合い(異性との出逢い):62%
・就職時、面接時:53.7%
・デート:50%
・仕事、商談時:47.3%

 

最近「ブライダル矯正」や「就活矯正」といった言葉を、
インターネット上でよく見かけるようになりましたが、
こういった背景もあるのかもしれません(「ブライダル矯正」「就活矯正」という言葉は医学用語ではありません)。
就職時や商談時など仕事に関することは、
カウンセリングの際によく話題になることで、
患者さんご本人や、その保護者の方の意識が高まってきているなと感じます。
以前も書きましたが、 英語の発音、海外の歯並びに対する意識の高さにも関係がありそうですね。

 

 

綺麗な歯並びだとどういった印象を受けますか?」

 

・清潔感:78.8%
・健康的:78.6%
・上品:62.4%
・育ちが良い:54.3%

 

咬みあわせ、歯並びが綺麗というだけで、 だいぶ印象が良くなることがわかります。
他人から見られたときの印象ももちろん大切ですが、
歯列矯正治療を終えた患者さんは、
何より、自分自身が歯並びだけでなく笑顔や表情に自信を持てるようになったということをよくおっしゃっています。

 

 

人生の節目に限らず第一印象は日々のことです。
多くの方が、歯並びが第一印象に影響があると感じていることが今回の調査でわかりましたが、
矯正治療が、日々患者さんが明るく過ごすことにつながれば、
これほどうれしいことはないと思っています。

日本と海外の矯正治療に対する意識の違い

こんにちは。
そしがや矯正歯科の齋藤です。

今回は日本と海外の矯正治療に対する意識調査のご紹介です。
とてもシンプルな調査で、民間の調査会社が以前行ったものです。
アメリカ、中国、日本の各国で、 成人200人を対象とした調査です。

■ 矯正治療を受けたいと思う
・79.3%:アメリカ
・85.3%:中国
・54.2%:日本

■ 歯並びに関して矯正歯科医に相談したことがある
・67.5%:アメリカ
・74.5%:中国
・23.5%:日本

もともと歯並びが良くなく、不正咬合を持つ方の割合でいうと、
各国での差はそれほどないと言われていますが、
歯列矯正治療経験の割合は、 アメリカ50.0%、中国23.8%、日本21.3%、との報告もあり、
海外と比べて、日本人の矯正治療への意識の差があるように感じます。
いろいろな要因があると思いますが、
矯正治療の社会への浸透度合いが高くないが故に、
矯正装置が目立つのが嫌だという意識も要因の1つかなと思います。
審美ブラケット(透明な矯正装置)は一般的になってきていますが、
見えない裏側矯正(舌側矯正、リンガル)や、
マウスピース型の矯正装置(インビザラインなど)での矯正治療はまだまだ浸透していないのかもしれません。

そしがや矯正歯科では、患者さんの様々な要望に応えるよう努めています。
矯正治療を受けたいけれど、不安や心配もあって、など
小さなことからでも相談に乗れればと思っております。