矯正はファッション?

こんにちは。
そしがや矯正歯科の齋藤です。

最近よく「医療格差」についてのニュースを見かけます。
地域や診療科によってドクターの人数のバラつきがあって、
患者さんに不利益が生じていたり、
ドクターの負担が過剰になっていたり、
といった社会問題です。

取り上げられている内容は、
日本国内での記事が多く、
どちらかといえば、
海外と比べた日本の事情については、
あまり知られていないですよね

さらに、
矯正歯科治療については、
海外生活の経験でもない限り、
外国の事情を知る機会は無いと思います。

よく、
「国際化の時代だから歯並びは重要だ」とか、
「海外の有名人はきれいな歯並びをしている」など耳にするように、
歯並びに対しての意識は、
なんとなく海外の方が高いような認識を
多くの方が持っていると思います。

実際に、
人口に対する矯正歯科受診率は、
先進国の中で、日本は低い位置にあります。
理由はいろいろとありますが、
クリアすべき課題です。

話が変わってしまいますが、
今回はアジアのトピックを紹介します。

特にタイの若者の間で、
矯正の装置がファッションの1つになっているようで、
街中で売っている矯正装置!?を買って、
自分たちで歯に装着することが流行っているようです。

おいおい、大丈夫?と心配に思うように、
口腔内に傷ができ、そこから感染するケースが報告され、
結果、
タイでは法律で禁止になったようです。

こちらの記事です
Fake braces

矯正歯科についての関心が、
社会の中で拡がっていくのはとても良いことですが、
例えば、装置そのものが目的になってしまったら、
医療ではなくなってしまいます。
装置が関心を引き起こすきっかけになるなら良いのですが・・

本年も宜しくお願い致します。