ブラックトライアングルについて

こんにちは。
そしがや矯正歯科の齋藤です。

 

 

今日はブラックトライアングルについてです。

 

ブラックトライアングルとは、 隣接する歯の接触する部分と歯茎の間の三角形の隙間のことで、
成人の方や年配者になってくるとよく見られます。
歯肉退縮により生じてくる場合がほとんどで、
見た目の問題や、 食べ物が挟まりやすいなどの不都合も出てきます。

 

 

実はこのブラックトライアングルは、 歯列が綺麗になることで逆に見えてくることがあります。
叢生(デコボコ、乱ぐい歯、八重歯)や 捻転(歯のねじれ)などの不正咬合により 歯と歯が重なっている場合、
もともと歯肉退縮があっても目立たないためです。
矯正治療後にブラックトライアングルが見られると
そこが気になるとおっしゃる患者さんもいらっしゃいます。

 

 

歯肉退縮は年齢を重ねることで進み、
また歯周病など歯茎の状態が悪いと進行します。
そのためブラックトライアングルを防ぐには、 日々の丁寧なブラッシングがとても重要になります。
矯正治療を受ける前の段階で、 歯並びを改善した後に ブラックトライアングルが見られるかどうかは
ある程度歯茎の状態を診ることでわかりますので
気になる場合は矯正歯科医に相談してみてください。