コンプレックス 第1位「歯」

こんにちは。
そしがや矯正歯科の齋藤です。

矯正治療を受けられる患者さんは様々で、
見た目の改善を求める方、 咀嚼という機能を考える方、
予防を含めた健康を考えられる方などいらっしゃいますが、
共通して言えるのは、 矯正治療後に喜ばれているということです。
ほとんどの方が矯正治療をして良かったと笑顔になられます。
これが矯正治療をやっていて一番の喜びの一つですが、
そんな中で今日はある新聞で取り上げられていた興味深いアンケートがありましたので、 皆様にご紹介できればと思います。

■身体のコンプレックスを感じるところはどこですか?(対象1744名)

1位:歯 (573名)
2位:頭髪
3位:お腹
4位:足
5位:鼻
6位:目
7位:胸
8位:眉毛・お尻
10位:体毛

なんとコンプレックス第1位が「歯」というアンケート調査結果で、
約3分の1の方が歯にコンプレックスを持っているということに驚きました。
歯をコンプレックスと挙げている理由は、
むし歯、歯並びが悪いというものが多かったそうです。
上顎前突(出っ歯)や下顎前突(反対咬合、受け口)などの不正咬合や
叢生(デコボコ、乱ぐい歯、八重歯)や正中離開といった 笑った際に目立ってしまう歯並びなど、
多くの方が悩んでいるようです。

46%ほどの方が歯並びに自信がないと回答しているデータをご紹介したことがありますが、
矯正治療を受けられている方の人数を考えると、
まだまだコンプレックスを持ったままの方も多くいらっしゃると思います。
また、矯正治療をまだ受けていない理由も、
今回のアンケート調査結果に関係しているかもしれません。
歯への意識が高いばかりに、
矯正治療中のブラケット(矯正装置)が見えてしまうというのは、
矯正治療を受けることを躊躇する理由になるかもしれません。

最近、見えない裏側矯正(舌側矯正、リンガル)や
マウスピース型の矯正装置(インビザラインなど)を希望される患者さんが多くなってきていますが、
治療中も口元のコンプレックスを感じることなく過ごしたいという表れだと思います。

矯正治療を終えられた患者さんが、
治療後に思いっきり笑えるようになった、
矯正治療を終えられて性格が明るくなったというのは、
こういったコンプレックスの解決につながっていたということを改めて認識できました。
一人でも多くの方が毎日笑顔で過ごせるようになればと思います。

ブラックトライアングルについて

こんにちは。
そしがや矯正歯科の齋藤です。

 

 

今日はブラックトライアングルについてです。

 

ブラックトライアングルとは、 隣接する歯の接触する部分と歯茎の間の三角形の隙間のことで、
成人の方や年配者になってくるとよく見られます。
歯肉退縮により生じてくる場合がほとんどで、
見た目の問題や、 食べ物が挟まりやすいなどの不都合も出てきます。

 

 

実はこのブラックトライアングルは、 歯列が綺麗になることで逆に見えてくることがあります。
叢生(デコボコ、乱ぐい歯、八重歯)や 捻転(歯のねじれ)などの不正咬合により 歯と歯が重なっている場合、
もともと歯肉退縮があっても目立たないためです。
矯正治療後にブラックトライアングルが見られると
そこが気になるとおっしゃる患者さんもいらっしゃいます。

 

 

歯肉退縮は年齢を重ねることで進み、
また歯周病など歯茎の状態が悪いと進行します。
そのためブラックトライアングルを防ぐには、 日々の丁寧なブラッシングがとても重要になります。
矯正治療を受ける前の段階で、 歯並びを改善した後に ブラックトライアングルが見られるかどうかは
ある程度歯茎の状態を診ることでわかりますので
気になる場合は矯正歯科医に相談してみてください。

表側矯正・裏側矯正・マウスピース型矯正装置の費用の違い

こんにちは。
そしがや矯正歯科の齋藤です。

 

今日は多くの方が疑問に思う矯正治療の費用に関して少しお伝えできればと思います。

 

矯正歯科医院によって違いますが、
多くの裏側矯正(舌側、リンガル)や
マウスピース型の矯正装置(インビザラインなど)を扱っている医院では
治療方法によって治療費の違いがあり、
ほとんどの場合、
表側矯正よりも見えない矯正治療の方が治療費は高く設定されています。
その理由としては、
裏側矯正は技術的に難易度が高い、
材料自体の費用、技工という工程費用が含まれるといったことがあります。

 

裏側矯正の場合、
目視でブラケットを歯に装着することが出来ないため、
個々の患者さんの模型上にて、
正しい位置にブラケットを装着するための「ジグ」を作成する必要があり、
このステップため費用が上がってしまいます。
また、裏側矯正のカスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニートなど)では、
全てオーダーメイドでブラケット、ワイヤーそのものを作成しますので、 その分の費用がかかってきます。

 

マウスピース型の矯正装置(インビザラインなど)の場合、
患者さん個々に合わせたマウスピースを作成し、
段階的に取り換えながら歯並びの改善をしていきます。
症状によって作成するマウスピースの数が変わってきますが、
全てオーダーメイドで作るため、費用が上がります。

 

見えない矯正治療に関しては患者さんの要望が高いため、 広がってきてはいますが、
上に書いた通り費用の違いがあるため、
表側で治療するか、裏側で治療するか検討する必要も出てきます。
そしがや矯正歯科では、
上顎のみ裏側矯正で、下顎を表側にする「ハーフリンガル」を選択することも出来ます。
最も大切なことは患者さんの症状にきちんと合わせた治療を提供することですが、
費用面も含めて相談に乗っていければと思っております。